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人生及び2度目の大学進学の途中経過を報告したりしなかったりする

気が付いたら2021年も半分が過ぎていて、最近は大晦日更新もさぼっている*1ので全然ここを更新していないのですが、幸か不幸かまだ死んでいません。

  • はてなブックマークでは度々言及しているように、基本的に反出生主義者なので生き延びる事にもさほど価値を感じないがゆえに「幸か不幸か」。

実は昨年末くらいから2度目の大学進学ことUoPeople*2の体験記を書いていたのですが、公開するタイミングを逃しつつ内容を追記していったら長大になりすぎてしまったので公開を諦めることにしました。このエントリはいわば諦め宣言です。

  • UoPeopleに行くきっかけとなった働きながら米国のコンピュータサイエンスの学士号を取得する、UoPeopleという選択肢 - Velocityとか、楽しく読ませてもらった体験記Computer Scienceの学位を取るために学費無料のオンライン大学UoPeopleに入ってもうすぐ1年 - えんぴつぶろぐとかに触発されて、自分も似たようなものを書こうと思ったのだけど、根本的に無理だと悟った。
    • なにが無理なのか、結局のところ自分の経験を他人へ情報として整理して書くのが無理なのだと思う。経験から得た抽象的な概念は記述するけれど、体験そのものはあんまり書けない。
    • あとはやっぱり自分の状況が特殊過ぎる。現役の大学教員がもう一度学部に行く、しかも自分が現在所属する学術分野に進学する(現在は情報系の教員なのだが、もともとは生物の出身なのでComputer Scienceコースに入学して情報工学を基礎からちゃんと修めようとしている)*3のは色々と他人の参考にならない。せいぜい、ただの面白いエッセイ程度。
      • とりあえず教員と学生の両方の立場で物を見れるのは面白くはある。とりあえず、アメリカの学部のレポートって日本の学部より制限が厳しいけど、その後のアカデミック論文執筆のことを考えたら日本も本当はこれくらいすべきだよね…とかは思ったりする。まあ日本の方は試験のウェイトが大きすぎる感じもあるけども(理系学部しか経験ないが)。
  • 具体的なコースの内容でなく、精神的なもの(特に学業と仕事を両立するしんどさ)ならもう少し一般性があるのだろうけど、それはもう多くの社会人学生の先輩方が書いている通りなので今更書く気にもならず。まああれですよね、「なんで自分こんなことやってるんだろうか、馬鹿じゃないのか」って思考が最大の敵ですね。
    • 学部に通ってる時間で研究したらもっと研究業績出るだろうよ馬鹿が、という自分の内なる声と戦う日々。いやそのステートメントは真実なんですけど、短期的には。あくまで超短期的には。
  • あとまた別の軸として&各種体験記を読んでいて感じたこととして、大学って独りで通うもんだ、みたいな謎の感覚が自分の内にあるのに気づいたのもある。体験記を読むのは楽しいけれど、じゃあ自分も似たようなものを書いて、他の学生とつながりたいかと言われると良く分からない。オンラインキャンパスのMoodle上で日本人学生の方に声をかけて頂いたことがあるのだけど、あんまりポジティブなリアクションができなかったのはそのせい(大変申し訳ない…)。
    • 1度目の大学の時も一応友人はいたけども、みんなで勉強というよりは自分で教科書読むし読んで理解できない場合はその単位は落とすしかないよね、それが自分の限界なんだから、というタイプだった気がする。自分で書いてて辛辣過ぎる気がしてきた。

ちなみにUoPeopleは2020年1月末から始めて、1Termに2科目6単位を取るペースで1年半弱、Term数で7Term(1年で5Term+5か月で2Term)続けたので、現在42単位あります。ちょうど3分の1。

  • 3分の1まで来たので記録も兼ねてブログに書こうと思ったのはある。
  • これからコロナが収まると各種出張が入ってきて試験監督付き試験が受けられない事態とかもありうるので、今後はこんなに順調には行かない予定。
    • 実は一番最初のTermは途中に海外出張が入っていて大変だった(2020年2月頃)。アメリカ行きの国際線機内とか、学会の最中にわずかな時間を見つけて(会場の弱いWifiと戦いながら)一生懸命課題をやっていたのは良い思い出…。思えばあれが最後の出張で、あの出張から帰ってきてから一度も県外に出ていない。
  • (追記)あくまで1度目の大学からの単位移行はしないでゼロから積み上げるつもりなので、卒業までの120単位を地道に取る予定。ただし、本当にどうしようもなかったら一般教養の生物学系科目で2科目6単位(もっと可能?)くらいは移行してもよいかもしれない。なにせ「なんちゃら生物学」「分子なんちゃら学」*4と名の付く単位は死ぬほど持ってるし…(それが専門というものなのだけど)。

本業の方は昨年度とさしたる違いはない(講義形態にせよ研究室運営形態にせよ研究そのものにせよ*5)ものの、自分より若い人たちが異動したり昇進したりするのを観測すると自分も年取ったなという感じがします。

  • 振り返ると20代の終わりから30代半ばが異動のピークな気がする。自分も平均で2年に1回くらい引っ越してたし。

いずれにせよ昨年今年がコロナで非常に特殊な状況&総合的には自分にとって楽な方への変化だったので、来年度以降がとてもめんどくさそうだというのが現在の本音です。

  • コロナ禍が終わっても講義は全部オンデマンドにしたい*6し学会も半分くらいはオンラインであってほしい*7。しかしこれは叶わない夢なのだろうなあ。せめて1限の講義はオンデマンドの方がお互い幸せだと思うんだけどなあ(夜型の嘆き)。


というわけで(ry

*1:ここのメジャーな更新理由だった大学の同期忘年会は変わらず開催されているのだけども。ちなみに前回はオンラインだった&年末のまさに感染大爆発直前の時期だったのだけど、南関東のみなさんの認識がやばいと思った(東北から目線)

*2:はてなブログでこの名前を出すのは初めてな気がする

*3:当然、独学で情報系の勉強はしているし情報処理技術者試験とかもちょっとは合格してるけど、それだけでは情報系教員としては知識が全然足りない

*4:基礎生物学、生物学、分子生物学、細胞生物学、分子遺伝学、分子生理学…

*5:厳密にはいろいろ変わってはいるのだけども、さすがに「2度目の大学に通い始める」みたいなインパクトはない

*6:去年は担当講義は全部オンデマンド動画で、実習だけはリアルタイムで実施した

*7:全部オンラインだとそれはそれでちょっと寂しい。遠方開催は学生に学会参加を勧めるときの口実になるし…