はてなダイアリーでは「へぴゅーNT/というわけで(ry」だった何か。
まとまった文章が中心。日々の短文はmb(ryにあります。

subjective

やることが山積みなのに寒くて布団から出られません。いいのか、いやよくない。

2/15に書いたあれでいろいろと

実はあの件(quiet - へぴゅーNT/というわけで(ry)についてまだ飽きずに(懲りずに)ぽちぽちと調べ物をして回ってます。

  • どうもあの日の自分の主張は黒木ルール - モヒカン族というものにかすったかもしれない、いやかすったてたらいいな、かすってたことにしちゃいたいな(ry(この用語自体はここ経由(ekken?)で知った)。

以下、黒木のなんでも掲示板より長いけど抜粋。

さて、議論で恥をかくというのは他人に「こういうアホなことをいう人だったのね、これじゃあ他の発言も要注意だとみなした方が良さそうだな」とみなされてしまうことです。大事な点は自分の発言に対する評価が他の場所にもついてまわることです。そうでなければ匿名の安全圈から好き勝手に馬鹿なことを言う行為の抑止になりません。


発言した場所以外にもその発言に対する評価がついてまわることになるような自己紹介をした人だけが恥をかけるだけ十分に自己紹介したことになるのです。


わかり易いのは、自分自身の趣味や考え方を十分に表現したウェブサイトを公開していることです。そういう人の場合は、他の場所での発言が自分自身がウェブサイトの評価にもはねかえってくるかもしれない。このやり方の欠点は手間がかかることなのですが、その代わりに実名や所属を公開しなくても可能であるという利点と他の人に自分自身の趣味や考え方を把握してもらえるという利点があります。

    • だからといって自己紹介として「はい自分のブログ。過去のエントリ見てね」はあまりにも負担が大きすぎる*1と思う(そもそも上の文章は10年前に書かれたもので、こういう形態の文章のやり取りは想定外だろう)。実際、自分は17日にエントリ内で「抗議の声をあげている人のプロフィールは見たがやはり分からん」と発言したので、18日か19日くらいにここのプロフィールを書き換えておいた。

でもって、一連のやり取りをリアルで起きた個人的な出来事にあてはめて考えてみたり、自分含めて何をそんなに盛り上がっちゃうのかなんてこととかを考えてみたりして、それはそれで何かかなりの量をかけそうな気がした(し、ローカルには書いてみた)んですよ。
しかしまあ如何せん不毛な感触が拭えないんで結論だけ書きます。

  • はてなブックマークはてなスターの組み合わせは最強にして最悪。デリケートな話題で意見が割れたときに(どこかのブックマークコメント(以下ブクマコメと略す)にあったとおり)「人気投票」になりかねない。自分はこう思うんだよ!ってとこにスター連打するとかさ。スター連打怖いよ連打。スター展開した時ちょっと怖かったよ。独りで猛烈アタックしてるのが見えて怖い。
    • そうして困った時のプライベートモード&followerだけ閲覧許可対応。3か月前、はてなブックマークはてブ)を始める時の心配はいろんな意味で見事的中してしまった感がある→「ということは(ry」 - へぴゅーNT/というわけで(ry
      • どっかのブクマコメで書いたとおり、今回の一件で当事者の片側がはてブをプライベードモードにしたのは本当良かったと思った。変な言い方だけど、自分の味方にだけ囲まれつつわあわあ言って、まあまあとかうんうんとかだけ言われた方が早く冷静になれる。いっつもそれだと独り善がりになってアレな感じだけども。
    • こう、意見の割れやすい話題で独り言として「ううむ、自分はややこっち側かなあ」とか書いたり、スターつけたりすること自体が、もう片側のサイドからうっかり敵認定なんて流れは勘弁ですよ、とかそういう。新しく「独り言」タグ(見たくない人はスルー推奨でお願いします的タグ)を作ったけど、タグつけりゃ良いってもんでもないしねえ。今とりあえず26日でいったんプライベートにしようかなと思い中。で、また気が変わったらパブリック。この中途半端なやり方がどうにも駄目だなと思うけど他に手がない。
    • あ、無難なものにブクマして、無難なブクマコメ書いてたらそれで平和なんだろうけど、それは無理です。だって単なるTipsをブクマしようと思ってないし(そういうものはGoogle先生で一発)、心動かされる文章をブクマしてはいいけど無難なコメント書いたが故に、後で読み返して自分が何を考えてたのか分からないのは困るし。かといってみんながネタにして笑っているものに、自分もネタタグつけてプライベートモードで独り冗談コメント言うのも悲しいし(笑)
    • 非表示タグ欲しい。このタグつけたら他人からこのブクマだけ非表示とか。やっぱりブクマごとに表示非表示分けてほしいよ。ソーシャルブックマークのソーシャルな側面が薄れるかもだけど。でも、数にはカウントされるよね。
  • 人の快・不快の閾値はかなり幅があって、下手するとかすりもしない可能性がある(「全然OKだよね!!」ゾーンの言葉が、別の人にとって「逆鱗」になる可能性すらある)
    • ちなみに、話題になった「性的いやがらせに最初に抗議するために使われた言葉」である「おげふぃん」(お下品を変形した何か)は、自分にとっては「下品」「卑猥」という言葉よりずっと不快感の強いもの(よくわからんがムズムズするもの)だった。しかしこの言葉を「最初の警告」として用いた人にとってはきっとそうではなかったんだろう。
    • 各人の語彙リストと各々の語彙の軽重については前々からちょっとあれこれ思うことがあったので、参考になった。
  • 不快感に抗議を上げる際、下手にいろいろ用語を持ち出すと、その用語に反応してスイッチ入った人(まさにそれが地雷だった人が自分で地雷押して飛んできたりするレベルから、単にそれについて一言ある程度まで多種多様な人)たちが猛然と押し寄せてくる。自分もその中に含まれる。
    • セクハラといえばセクハラの専門家が、ハラスメントといえばハラスメントの定義屋が、抑うつといえば抑うつの何かを知っている人たちが、ブックマークコメントといえばブックマークコメント論を語りたい人たちが、削除といえば削除の可否を問う派が、そしてリアルの境遇を持ち出せばリアルの経歴を知っている人たちが、押し寄せてくる。キーワードを言えば言うほど押し寄せる。賛否両論叫びまくる。
    • こうなるとあれだ、「いやだったからいやなんだよ!!とにかくいやなんだよ!!理由は色々あるけど実はこっそりトラウマだからやめてほしいんだよ!!ぎゃーぎゃー!!」って言った方が変に人を呼ばなくていいのかも。あ、でもそうすると論理を重んじる派と、理由とは何だと詮索したい派が飛んでくるな。でも上よりまだましだろう、きっと。
  • もし自分が他人に不快感を与えた、平たく言えば「やっちまった!」時に、「とにかく怒られてるから」と訳もわからず謝るのも手だけど、よく状況を観察する方が後々よいかもしれない。
    • 2/22追記:書くべきことを思い出した。つまりは「状況観察と他人の言に耳を貸す=なんで怒られているのか把握しないと、本当は悪くないことでも謝ってしまう可能性がある&また同じことを繰り返す」から。*2でも実際には相手は一分一秒でも早く謝ってほしい訳で、形としては「当人の前では平謝り、後で周りの言を聞きつつ何が悪かったか把握したり、実は相手にも非はあったのかもしれないと知ってみたり言ってみたり」というようになるのかもしれない。でもなあ、謝ったらそこで負け(結論が出たかのような流れになる、自分の非を100%認めたと思われる)っぽい風潮もあるしなあ…。
  • 「悪意がなくても駄目なものは駄目」。今までハラスメントと言えばすべて意図や悪意がないと駄目なのかと思っていたけど、今回の一件で少なくともセクハラはそうじゃないとわかった。
    • 確かに殺人と過失致死は刑の重みが違う(法律家ではないので詳しく知らないが…)けれども、罪になることは同じなのだよね。
  • しかし現実問題、自分がブックマークのコメントで書いたとおり「悪意がないのがわかって本人も反省してなんとか分かろう、直そうとしていて、でも直らない場合は一体どうすれば」いいのだろう。
    • 言っても延々やられ続ける場合。その都度謝られるけどやっぱりやられちゃう場合。もうあれか、やられ側が鈍感になるしかないのか?(某p氏的発想)
    • あとは段々降り積もってつらくなる型(時が満ちる型)もある。思い出してつらくなるのもある。後者に至ってはもう本人の心の問題であって誰も何もできないという気もする。
    • やっちゃった側はあんまり深刻になれなくて、やられた側は延々覚えているという非対称性も絡んでくるんだろうなーとは思う。思うだけ。

ちなみに、今回一番恐れ慄いたのは、当事者のe氏(言っちゃった人)とB氏(怒っちゃった人)がどちらも著名人であったこと(実は二人のことをほとんど知らなかったのだ)
また、うっかりブックマークでネタコメントをしてしまったが故に、b氏から真っ先に二次被害を責められ、その後も「え?え?なんで?」な反応だったp氏が他の人たちに諭されている*3のを見て「ああーなるほどー勉強になるー」とか「あーこういう風になんか普通ならさらっと流していける所がどうしてもわかんなくて、馬鹿にされながらも何度も聞いてしまうことってあるよねー」とか思ってしまったこと、

  • 実はp氏の件については上でのコメント欄でのやり取りの件以外にも、全く笑えないという気持ちが強い。正直に告白すると、自分も最初件のエントリに「ネタ」タグをつけて、それを消したという事実がある。p氏があれだけ怒られているのを見なかったら、自分もネタタグを長期間放置して二次被害だと責められたかもしれない。

そして極めつけは15日のエントリのブクマコメでe氏に「この感覚に近い」とコメントされたことで、

「うひゃあそりゃ自分も(下ネタはやらないけど何か別の話題で)e氏のように抗議受けるかもしれないってことですね!やべぇ!
っていうかもうリアルで不快感与えまくってるかもしれないってことですね!ぐはぁ!
でもってp氏の如く鈍感な振る舞いをしてしまっているかもしれないということですね!!危険だ!!
でも直せない!!どうしよう!!
もうこうなったら寝るしかない!!まずは昼寝からだ!!
♪きずのつーかなーいもの、この世になーい(某TMRの『Out Of Orbit』歌詞より)」


と思ったことです。
これが正直な感想です。

  • 見返して手短に書こうとしたら長くなったことに気づいた。あーあーあーあー(ry

追記:
この件と全く関係ない話題を研究室で雑談してたら、
(どういう流れかは忘れましたが)相手の方から
「結局、主観的にしか物は見れないんだよ!!」
「同期の奴は『この世に客観などない』って断言してたぞ!!」
「人は人、自分は自分!!」

と全力で主張されて、ちょうど上のようなことで「なんかなー個人によって基準が違うから難しいなーむーあたまぐるぐるするー」とか思ってた自分はかなりツボにはまって笑うしかありませんでした。

  • 今度この方に上記の件で「自分だったらどうします?」とか聞いてみよう。多分速攻謝って後は放置、とか、そもそも訴えられたら怖いから他人とかかわるのを止めるんだそれが一番だ、とか言いそうだけども。


というわけで(ry

*1:特に自分のようにカテゴリもホッテントリもなく、どこを見ればいいか分からない場合

*2:これは過去にブクマした記事のページにあった、おすすめエントリのタイトルで思い出した。

*3:たとえばこんなコメントhttp://d.hatena.ne.jp/AntiSeptic/20090214/p2#c1234704459のやり取りとか。自分に限って言うと、話をすぐに呑み込める時と全く呑み込めない時があって、そうでない時がこのp氏と似たような発言になっている可能性が高い。今回はある程度頭が働いたが、やっぱりそれもある程度でしかなかった。