はてなダイアリーでは「へぴゅーNT/というわけで(ry」だった何か。
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今日はセミナー(聞く方)三昧です。

素朴疑問投げ置きタイム(謎)(12:50)(追記/15:25)

やっぱりメモを取らずにリアルタイムで物を考えるのはしんどいなーと思いつつ、今日午前のhitoさんのセミナー(別名:最も神に近いセミナー)で質問しそびれたあれこれをここにメモ。

  • 生物学と物理学の定義。後でと言いつつ後になると忘れちゃうのは世の常(自分も帰る道すがら思い出した)
  • (追記)そもそも自律した周期って必要なのかという疑問。なぜ外界に同調しているだけではだめなのか。仮に(普段同調するだけで済んでいる)環境がめちゃくちゃになったときにも必要な活動を周期的に行って生存できるようにするための保険?
  • 構成因子Cのリン酸化サイト1、2のどちらが欠けてもだめ→だめなときの状態はどうなっているのか?みんなリン酸化しっぱなしorみんな脱リン酸化しっぱなしorみんな適度に適当。そのときの同期・同調機能はどうなっているのか?
    • 同調機能は振動のピークの高さと絡むらしいので、振動していないとだめかも。
    • 同期機能は「ずっと俺のターン」ならぬ「ずっと強いターン*1」な分子をmutationで作ると*2みんなそれになって、みんなそこでトラップされたりする?
  • 構成因子Cのリン酸化サイトの様子と、構成因子ABCのそれぞれの分子の特性と、それの相互作用の、どれから何が生み出されているのかが、どうしても呑み込めない(同じ話を3回も聞いているのになあ…)。
    • 振動はリン酸化のオンオフと、構成因子ABCで再現可能として、その振動の様々な性質を決定しているのが上のどれによるのかの対応が難しい…。いつもここでめげてる気がする。
    • 不思議なのが、話を聞くと振動の重要な性質の決定に構成因子Aが必要そうなのに、進化的には(BCと比較して)保存されていないこと。制御だから後付けなのか?
    • そうだ、ずっと何かに似てる似てると思っていたら、細胞周期だ。もしかすると、自分の細かな引っかかりの多くは、物理学的な振動よりも、生物学的な周期を想定しているところからきているのかもしれない。
  • (追記)シャッフリング理論。いつも自分がひっかかる最大のポイントであり、今日初めて話を聞いた指導教官もやはり興味を持ったポイント。
    • どうやらこれから構成因子BとCの相互作用部位などの構造解析が進む模様なので、その結果に期待したい。
  • 最後のfuture workにて、テレパシーシンクロナイゼーション(嘘)の話。
    • 同じ時刻に取りだして観察することで同期してしまう可能性は?とか思ってみる。部屋の出入りもさることながら、観測するために介入することで性質が変わってしまうとかありがちなことを妄想。

某所で拾った文言

あ、うちのはお宅の言うところのバイオインフォマティクスじゃないやつだからね。


発言の背景から完璧に切り離されてこの一文だけを読んで、どうしようもないやるせなさというか、深いわだかまりを感じた。

  • 上の生物学、物理学の定義の話にも繋がる「そっちのいう『学問』とこっちの言う『学問』」の差異。
  • 差異は容易にかき消せないし、かき消す必要もないけれど、同じ名前を使っているという事実もまたあるわけで、同じ名前を使う以上は何かを共有したいし、何かは共有できるはずだと信じたい。
    • 多分アイデンティティーとか自分の立ち位置とかそういうあたりも関係。
    • 個人的には、その差異を定期的に触って確認していたいし、そこから何か出てこないか溝を覗き込んだり、試しに自分の中で溝を埋めようとしてみたり、逆にあえて溝を深めてみたり、同じ名前と違う実体という事実の周りをひたすら逡巡したり、とにかくこの差異とやらを気にかけるのが楽しかったりする。
    • そんな訳で、同じ名前を持つ相手側から一瞬のうちにさっと線を引かれて「あなたと違うんです」と言われると(ry

上を書いて更新した直後、瞬間的によぎった何か

「何かを笑い飛ばしたり避けたり忘れたりするのは、それにしがみつき続けてボロボロになってからおもむろに休息を取るごとく短い間だけやればいいことで、最初から、そして永続的にやることじゃない。」


というわけで(ry

*1:strong phaseのこと

*2:これも謎で、純粋に構成因子Cのリン酸化ステートだけで決定されているのかがいまいち不明。構成因子Aも絡むとか絡まないとかそういう話はあったけれど、それも含めて、ある分子内のある要素でだけ決定できるなら、mutationで自在に作り出せるのでは?とか思ってみた。ちょいとmutation技術を信じすぎかもしれないけど