はてなダイアリーでは「へぴゅーNT/というわけで(ry」だった何か。
まとまった文章が中心。日々の短文はmb(ryにあります。

quitclaim

日記書いてる場合じゃないのですが、どうしても言及したいエントリ発見。

  • ここ見てくれるか分からないですが、コメント欄にだらだら書きはもっと避けたいので。

メモを捨てろ、本を捨てろ、そのでかい鞄を捨てろ。そんなものに頼るんは自分に自信がないからや - ミームの死骸を待ちながら

  • まあよりによってうちの先生が東工大に授業をしに行った日になかなかナイスなエントリーが(失礼)
  • 「検討1. 退学」
    • そういってM1の、ちょうど今頃出て行った人を知ってます。生命系なのに卒研でGA(Genetic Algorithm)を使って研究していた人でした。
    • 彼は指導教官とそりが合わず、うちの研究室に移ることも検討していた(先生の所に話にも来た)のですが、結局やめて秋からSEになりました。今どうしているのかはわかりませんが、たぶんその能力を生かして大活躍中でしょう。
  • 「検討2. 研究室の移動」…うちの研究室が名古屋に行ってなかったら、うちの門を叩いた可能性もあったかも。
    • 自分の同期に、わざわざ生命工学科から*1院試受けて流れてきた人もいますし。その人はすずかけの空気が合わなかったみたいですが。
    • そもそも自分だって、B3の1月に生命情報コースにいながら隣のコースの研究室に行きたいと散々わめきまくってコース長に嘆願メール出したりして、教授会とかいろいろあって今の研究室にB4から置かせてもらうことになった訳で。「実験したくないでござる。」…と思ったから、実験と無関係の研究室をコースまたいでまで目指しました。多分あの時駄目だったら間違いなく博士とか行ってないですし、一体人生どうなっていたのか自分でも全くわかりません。謎です。
    • 戦うべき時は周りをドン引きさせようと醜くなろうと戦うべき。
    • その後、院試の内部推薦がパーになったりとかしてちょっと面白かったり。この研究室来れるなら推薦ぐらい蹴りますよ、当然(当時の感覚)。
  • 「検討3. 現在の環境で戦う」「おもしろい方法を適用する」「おもしろい部分に集中する」…こうやって修士のラスト半年を暴れまくって去って行った同期もいましたね。
    • 彼は最後の方、ベイズ統計の式変形マニアみたいになってました。指導教官とは常に激突。彼のブログにはその頃「研究とか修論とか本当やってらんないしやる気もないけど、自分をマネジメントする訓練だと思ってやるしかない」みたいな文言がありました(あの頃就職に向けてそういうマネジメントなどを意識していたと推測)。

まあ、なんて言うんでしょう、そういうこと考えてじたばたするのは、Hashさんだけではないですよ、とでも言えばいいのでしょうか。

  • (コメント欄流し読みしつつ)シミュレーションがいいとか悪いとか、実験がいいとか悪いとか、根性とか挫折とか、上から目線とか、そういう問題じゃないんじゃないのと。
    • 現状とどう戦うか、ただそれだけなのでは。
    • ただ言いなりになるとか、思考停止するとか、簡単な解決策はたくさんある。そういうものを選ばずにあえてこの3つを挙げるのは、その時点で十分気合も根性もあると思うのは、かいかぶりすぎ?
  • しかしこのタイトルの「メモを捨てろ、本を捨てろ、そのでかい鞄を捨てろ。そんなものに頼るんは自分に自信がないからや」とかいう言葉を吐く教授が自分の籍のある研究科にいるってのがもうなんていうか腹立たし(ry
    • じゃあ先生、その戸棚に入ってるたくさんの専門書は全部捨ててくださいねと。今度からPubMedで論文探すのもやめましょうねと。
    • そういうワンマンな雰囲気には敏感なので、多分学部の頃からその先生の授業で喧嘩売ります、自分の場合。
    • 「12時間拘束という、爆破されてしかるべきこの研究室」に笑う。計算機系はその辺自由ですからね(その辺も見越して研究室選んでますよ、もちろん!)。あ、もちろん12時間拘束は爆破に決まってますよ、そんなの当然ですよ。
  • 「MIT主催の合成生物学コンテスト"iGEM"」…てことは某K研とかにお邪魔したりするのかしらん。
    • するとあれですね、自分の知り合いとかとも会いますね(確かこの前iGEMに出てたとか言ってた気が)

いやはや、それにしたって世間は狭いし、出来事はループするんだなあ…。

  • みんな結構typicalなのだな…自分も含めて…
  • 人のことあれこれ言ってないで自分のことやらないとorz

追記:
確かに昔学部3年でひたすら暗期とテストと学生実験だけの日々を送っていたころは、
「実験とか時間かかりまくってマジ終わってる。
しかも決まったことやるだけで全然面白くない。
こんなん手先の器用さだけじゃん」
「なにが生命科学だよ。ぶっちゃけタンパク質と遺伝子名の羅列じゃん。
巨大辞書コンプリートしようとしてるだけでしょ」
とか思ってささくれだってました。
その頃、生命倫理学と植物生理学とタンパク質構造化学の授業を切って、4年生のバイオインフォマティクスと物理学科のプログラミングの授業と、建築学科の西洋建築史取ってました。あと確か企業社会論。

  • そうそう、コメント欄で手を動かすのをいとう奴はだめとか言う議論を見かけましたが、「実験で手を動かす」のはだめでも、「計算機上で手を動かして何かやる」のは超面白くて超楽しい場合、計算機使いとしてはちゃんと手が動いていることになるし、いっぱしのことを言っても許されるのだよね、とか。
    • そんなん向いてるかどうかだけじゃん、能力的に。手が動く分野で戦ったらいいじゃん。向いてないところでどんだけ戦えるか『だけ』が評価じゃないでしょ(そして先日の[id:mbr:20080525]で取り上げた黒影さんの「適性」の話につながる)

もっと追記:
能力適性とか性格適性とかの話と、鬱憤と、批判とかがごちゃごちゃなんだろうな。

  • やってることが能力的/性格的に向いてない→鬱憤たまる→「マジあいつらありえねえ、こんなアホな事やめだやめだ」→『あいつら』に該当する人たちがお前こそありえねえと言いだす→『アホな事』を日々頑張ってる人たちが別に普通だ、アホじゃないと言いだす。→能力的に向いていないことを取り上げ「こんなこともできないお前はだめだ」と言いだす→性格的に向いていないことを取り上げ「根性が足りない。手が動かない口だけのやつだ」と言い出す→そもそも向いてないんだからさ(ryという議論はどこかに消え去る。
  • 向いてない人から見たらありえないしアホにだって見える、ただそれだけのことかも。

もっともっと追記:
上のエントリを書いたHashさんのプロフィールを何気なく見てみた。
修論研究【表面局在プラズモン共鳴と水晶発振子による高精度生体分子測定装置の開発】 」
…やばい、この研究室、分かっちゃったかも。

  • 水晶発振子でかなり。多分当たってる気が。
  • 12時間拘束でなんとなく勘は働いていたものの(セブンイレブンでもいいんですがって文言が初めて見たときから頭から離れなかった(ぞっとしたという意味で。9時9時コアタイムもどうかしてると思う))。
  • そこの研究室を博士に上がるときに飛び出してった先輩、知ってます。別大学でバイオインフォマティクスで学位とって今はばっちり業界の方として暮らしてますよ。
    • そうそう、この、Dからそこの研究室出てバイオインフォ行った先輩もM1の時にうちの研究室に相談に来たのでした(爆)
    • あの時は「なんでまたM2じゃなくM1の頃から熱心に…」と思ったものの。
    • みんなM1で悩むのね。
  • 嗚呼、歴史は繰り返す。
    • あ、必要ならいくらでもご紹介できますのでよろしくお願いします(謎)


というわけで(ry

*1:うちの研究室があったのは生命科学科です