はてなダイアリーでは「へぴゅーNT/というわけで(ry」だった何か。
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pendulum

今日、大学に行く電車の中で読書をしていたら、誰かの腕にぶら下げられて謎物体が乗り込んできました。
長細角丸い物体であるそれは、にゃおん、という音を出していました。


一応、健全な推理力をもってすれば、そのプラスチック製の物体が小動物用の籠で、中に入っている動物が猫であることくらい当然分かるのですが、
その鳴き声があまりにも規則的、かつ人工的(まるで人間が猫の鳴き真似をしているかのような声)なので、だんだん読んでいるものに集中できなくなってきました。


にゃおん


にゃおん


にゃおん


にゃおん


にゃおん


にゃおん


もしかして籠に入っているのは猫と見せかけて「ゆっくり連打されるにゃおんボタン」もしくは「電車の中に危険物があることを知らせるゆるめの警告音」なのではないか、と考えるうち、大学の最寄駅についてしまったので、降りることにしました。


にゃおん


見ると、前に例の籠をもった女性が歩いていました。実は同じ駅で降りていたみたいです。
濃い色のついたフタ、そこに施された装飾の柵ごしに、ぴたりと揃えられた前足と丸い顔、耳らしきものが見えました。


なんだやっぱり普通の猫じゃん、とその時は思ったのですが
乗り換えのために別ホームへと去るにゃおんと女性を見送り、改札を出てしばらく行くうち、今度はだんだん「あれはにゃおん発声機が内蔵された猫そっくりぬいぐるみだったのではないか?」という予感がしてきました。
もちろん、真相は不明です。


何を書いているのか自分でもわかりませんが、仮にあれが本物の猫だとすると、あの猫が何を考えてあれだけ淡々と鳴き続けていたのか、今はそれが気になっています。


というわけで(ry