はてなダイアリーでは「へぴゅーNT/というわけで(ry」だった何か。
まとまった文章が中心。日々の短文はmb(ryにあります。

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リンク元より

今日のリンク元にこんな検索ワードがありました。


yahoo検索:「バイオインフォマティクス 興味 理由 何故」



これなんてエントリーシート*1とかいう突っ込みはさておき。


複数回答を許すなら…


少なくともうちの研究室には、「実験が嫌いだから」という理由を挙げる人間が私を含めて二人います。
バイオインフォマティクスなら就職できそう」と思った(そして失敗した)人もきっと二人くらいいるでしょう。
「タンパク質の構造が好きでたまらないから」*2という所謂タンパク質オタク*3の人も多分一人います。*4
「専攻は生命系だが本質的には計算機崇拝者だから」なのが私しかいないのは実にさびしいものです。


まあ、もう少し真面目に回答する(=志望理由のようなものを書き出す)なら…


生命科学の物質的側面よりも、理論的側面に触れたかったから。
対象が何であれ*5、一つ一つのプロセスを物質から明らかにするよりも、それらのプロセスの背後にある共通のメカニズムを理解したいから。
一つ一つの「物」よりも全体の「仕組み」に興味があるから。
もっと言えば、
何故生物は生きるように(死なないように)作られているのか
とか(ry



確か学部の1年か2年くらいの頃だったと思うのですが、ある知人に「いわゆる生物学も生物の実験も嫌いだが、生物を司るルールのようなものを見出したくはある」と言った所、「じゃあやればいいじゃん。きっと理論生物学みたいなものもあるよ」と返された、そういうやり取りが頭のどこかに引っかかってたんでしょう。

  • …その時は「そんなものあるのかなあ。どこかにあったとしてもうちの大学にはなさそうだし、そもそも自分にはそんな研究務まらなさそう*6」と思ってましたが。
    • 研究室所属が決まる数ヶ月前まで「バイオインフォマティクスは情報系*7の人がやるもので、生命科学から進むのは無理だ。そもそもうちの専攻にそんな研究室どこにもない」と悲観していた過去が(ry


忘れないうちに追記:
試しに(yahooでなく)Googleにて同じキーワードで検索をかけてみたら、こんなインタビューが引っかかりました。
http://www.jtpa.org/archives/2002/06/aeeac.html

Q: 何故バイオインフォマティクスをライフワークとして選んだのですか?
A: 昔は生物の世界は嫌いでした。あまり統一的な理論や枠組みを持っているように見えなかったんです。でも、バイオインフォマティクスがコンピュータという道具を使って、その大きな枠組みを探り、理解しようとしてることに気づきました。…


何と言うか、同じ事感じてる人って実は多いんですかね?

  • 生物学に統一感がない(=だから面白いと思えない)というのは前にどこかで指摘した覚えが。

*1:志望理由書でもいいけど

*2:構造バイオインフォマティクス限定ですが

*3:マニアでも可。読み手の方がより尊敬の意を感じる方で。

*4:なんとなく構造が好き、くらいなら多分自分以外全員でしょうけども

*5:ここポイント(謎)

*6:「だって理論ってついてるんだよ?(謎)」

*7:もしくは物理に強い人(謎)