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はてなダイアリーでは「へぴゅーNT/というわけで(ry」だった何か

temblors

近況(主に地震関連の)

3月も終わりに近づいているのですが、どうにも11日から後の記憶が曖昧で困ります。

  • 東北に近しい親戚等が全くいない&ぱっと思いついた知り合いの方は早々に無事が確認された上に、本人は日本から1万kmも離れていたにもかかわらず、素晴らしくエア被災*1しました。

まずは自分がどういう状態で過ごしていたかを記述しようかと思ったのですが、ちょうどタイミングよく、ほぼ完璧に同じ状況で過ごした人の記事を見つけたのでそのまま引用します。

一報を聞いて、息を飲んでから一週間、寝ている時を除けば、ほぼインターネットの前に張り付いた。刻一刻と変わる被害状況を、各新聞や通信社のウェブサイトで確認して回りながら、NHKが震災のために特別配信していたリアルタイム放送をネットで流しっぱなしにした。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110325/219150/


例の地震が起きたのはこちらの時間だと夜12時46分。

なぜかこの日に限って9時という小学生並みの時間に就寝した自分は、朝5時前に起きてPCに向かってだらだらしていたら何やらTwitterのタイムラインが騒がしい事に気づき、ようやく地震の発生を知りました。

  • 突然の事に混乱しすぎたのか、気象庁の震度情報の後、真っ先にTumblr(一説にはインターネットのテレビ東京の異名を持つらしい=情報源としては全然速報性がない)を開いてしまった。そして流れてくる市原のコンビナート火災画像。
    • しかし、そこでようやく、これが宮城だけの問題ではないと認識する。
  • たまたまアメリカ西海岸に滞在していて、ちょうど帰国間際だった知人が必死に情報を集めてはTwitterで流しているのを見て、概要を把握する。Foxを見ているというのでFoxをつけるが、短い間隔で繰り返される動画が何なのかさっぱり分からない。それは物凄い勢いで田畑を飲み込む名取市津波だったことを、あとで知った。
    • そうこうするうちにUstreamでのNHKのストリーミングの存在を知る。他のありとあらゆるメディアを一切よせつけない、圧倒的な情報量。
    • この後、ストリーミングが終了するまでの2週間ほど、この配信をつけっぱなしにしてCNN他アメリカのテレビ番組はたまにしか見なくなった(おかげで、英語に触れる機会が激減して会話レベルが悲惨な事になった)。
    • 後日、ケーブルテレビ等、各テレビ配信業者がTV Japanチャンネル(普段は日本のNHKや民放番組を織り交ぜて放送しているが、今回は緊急事態のためある程度NHK垂れ流し状態)を無料で配信していた事を知った。実はこの日記を書いている今もつけっぱなし。


あまりのことに呆然としながら正午過ぎになってようやくよろよろと職場に行き、それでも続報が気になって日経新聞のWebサイトを見ていたところ、今度はリアルタイムで「長野県で震度6強」の速報に出くわして、完全に意識がどうにかなりました。

  • 「なななな長野ッ?!ながの??!!ながの!!??なななんでながの?!」
  • しかも何度も来る強い余震。短期間のうちに次々と巨大な文字で震度を知らせる日経ウェブサイト(一度見れば分かるが、日経のウェブサイトの速報は新聞本紙の見出しよろしく大きな文字サイズで、記事の上部に表示される)。2度の余震の時には「うそだろ…!」と半泣きになった覚えが。今でも、あの巨大文字はややトラウマ。
  • 全容についてはこの記事があまりにも秀逸。アンサイクロペディアさん素敵すぎ:「http://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E6%A0%84%E6%9D%91%E5%A4%A7%E9%9C%87%E7%81%BD
    • 上記のアンサイクロペディアの記事についたはてなブックマークのコメントによると、日本だと深夜で、かつニュースがほとんど続報を取り上げなかったので、存在を知らなかった人がいる模様。リアルタイムで見てたら、全く揺れなくても本当に恐ろしい思いをしたというのに…。

そうしてその後も震災関連のニュースにかじりつき、関東の計画停電情報を実家に電話したりなど、続く土日をまるで関東にいるかのように過ごしながら、いい加減落ち着かないとと思った矢先、15日朝(EST)に静岡震度6強

  • この地震によって、関東南部に知人友人実家に出身小中高大学と、ありとあらゆるもろもろを抱えている自分の精神がぽぽぽぽーん。関東にいない自分の関係者でぱっと出てくるのは前にいたラボくらい。
  • 当然、NHKのストリーミングはつけっぱなし。リアルタイムの緊急地震速報で背筋が凍る。
    • ちなみに、あまりにも頻繁に速報が鳴るので、これまた一時期トラウマ気味に=パニック起こしそうになる前兆みたいな気分が誘発されやすくなって大弱り。
  • また、この地震も長野の地震よろしくメディアの扱いが酷い。そしてやはりアンサイクロペディアがいい仕事をしている:「http://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E9%9D%99%E5%B2%A1%E5%9C%B0%E9%9C%87_(2011%E5%B9%B4)


…で、そのまま浮上しそこない、この週は魂抜けっぱなしで費やしたような気がします(その次の週はゆるゆると復帰)。その間にも緊急地震速報でヒヤッとしたり等、NHKのストリーミングで日本の気分を存分に体験しました。

  • 正直に告白するなら、本当に最低限の仕事しかしていない状態。
  • しかし一歩外に出ると買占めも停電もない不思議。このギャップがとてもとても嫌。
    • あまり書くと誤解を招く可能性があるが、今を逃すと多分二度と書かないと思うのであえて。静岡での地震の後、1週間〜10日ほど「どうして自分はこんなところで無事でいるんだろう。どうしてあの、テレビの向こう側の世界にいないのだろう」という感覚が長いこと頭を占めていた。これは、NHK首都圏ニュース845とかのローカル番組を見たことによるホームシック(関東を離れてもうすぐ3年)と、子供のときから東海地震/第2関東大震災が来る来ると言われていたことによる「自分は関東南部の地震に遭うのだ」という強い思い込みによるものだと思われる。
    • 関東終末思想についての過去のTweet:http://twitter.com/mbr_br/status/19378181835。「先程帰り道で、なんで自分は「世界は滅ぶもの、平和な生活は破壊されるもの、自分はとっとと死ぬもの」と思いこんでいるのか考えていたところ、前世紀末の終末思想もさることながら、関東生まれ関東育ちゆえの「いつか必ず関東大震災が来て大被害」の刷り込みの影響が無視できない事に気付いた。


ようやく3月も終わりに近づいて、ストリーミングが去ったりネット上にACネタが出てきたり(=日本と民放が見れない自分との距離が広がって、自分の環境が冷静に捉えられるようになった良いきっかけだった。ありがとうあいさつの魔法!ありがとウサギ!)、なにより余震が収まってきたことで自分の気分も落ち着いてきたように思います。

  • 今回の事で、同じ日本人でも出身で温度差があるとしみじみ思った。
    • 今期もNIH内の英語のクラスに毎週出席しているのだが、日本人以外の人の「放射線はどうなの?」という質問には、ニュースと同じ内容を繰り返す以上の事は出来ない。
    • また、震災以来、毎週授業の冒頭に(英会話の練習の一貫として)教師に日本人何か言えと促されるのでとりあえず何か言うのだが、南関東人の自分としてはどうしても「長野で地震が!東海地震きたらどうしよう!(震災直後)」「今度は静岡で地震だ!富士山が(ry(1週間後)」「計画停電が長引いて来年にまで影響するかも!(2週間後)」とかの方に話題がシフトしてしまう。そして他に二人いる日本人は西日本の人なのもあってか、リアクション少な目。いや話題としてそもそも英語で説明するのが物凄く難しいというのもあるけれど。

とりあえず今は、ヨウ素とかプルトニウムとか原発とか、アメリカに来たときには全く想定しなかった語彙が次々と増えていて泣きそうです。

  • 最近はようやく他のニュースが増えてきたが、一時のCNNは常にスナミ!センダーイ!→フクシマダイイチ!リビア!(この二つがほぼ交互)→今は主にTEPCOが毎日連呼される。CNNでこんなに一企業の名前が連呼されまくるなんて!と思ったら、唐突にBPの原油流出事故を思い出した。あー…、これは…。
    • 全くどうでもいいが、仙台の発音はセン『ダ』ーイで、ダにアクセントが付く。


というわけで(ry

*1:実際に被災した訳ではないのに身体的、もしくは精神的に調子が悪くなる現象を指すネットスラング