ボルボックス・サイクル
まずはメッセージ的なものを
上の記事ですが、一通り読んでまず「おもしろいじゃないか」と。
「ギャルで何が悪い」「ギャルに対する偏見を無くそう」…大いに結構。
こういう、自分のうちに一本、筋の通っている(そして、行動力を伴う)人は見ていて気分がいいですね。
逆に言えば、ギャルだろうが真面目だろうが、周りがやってるから何となく…というのはあまり面白いとは言い難い訳で。
自分が「世間の基準からははみ出している」ことをきちんと理解していて、かつ、その「はみ出し」に前向きな態度を示せるのは実にいい事なんじゃないかと。
- 大体、はみ出している状態の人は、強がるか、卑屈になるか、それと気付かず人に押し付けるか、開き直るか、そのどれかしか取れない気がします(自省の念をこめつつ…)。
- だからこそ、世間の目ははみ出しに冷たいわけなのだけども(特に押し付けや開き直りの印象が強いので)。
ぜひ、数年程度(ただのブーム)ではなく、10年20年…の長いスパンでプロジェクトを進めていってくれたらな、と思います。
- 彼女自身がギャルとは言いにくい年代にまで達したとしても、おそらく2代目3代目が現れる気がするので、そうやって代替わりを繰り返しながら、例えば学校なり運営していけたらいいんじゃないか、なんて。
- 学校、というアイデアがまた面白い。そろそろ「学生の視点から作られた学校」のようなものが出てきてもいいんじゃないか*1などと思っていた所だけに、なおさら。
以上、記事を読んでのメッセージのようなものを。
- ここから下は、自分の個人的体験・思考に絡めてだらだらと感想。
インディペンデント・サイクル
先程の記事より、印象的な部分をいくつか取り上げてみます。
ある日の電車の中。日サロで焼いた肌にミニスカート、ギャルメイクという格好で友達とケータイメールを見ていたら、座っていたおじさんから「ふざけんな!クソアマっ!」といきなり怒鳴られた。「ケータイで写メ見てただけなのに」。しかし逆らうと面倒と思い、ケータイをしまっておとなしくしていた。
次の駅。まじめそうな女子高生が乗り込んできて、おじさんの前に立った。おもむろにケータイを取り出し、通話を始めた。「今度はなんて怒られるんだろうってドキドキした」。でもおじさんは、ガングロでもミニスカートでもギャルメイクでもない彼女には、何も言わなかった。見た目だけで判断された」――悔しかった。
高校2年の春〜大学1年の出だしまで、金髪*2で通していた*3自分にも、(決してここまであからさまではないが)同様の経験があります。
- 当時の写真は学部の頃の学生証に残っていたり(爆)
- 確か高校時代、廊下で副校長に何か嫌味を言われた気が。頭悪そう、みたいな内容だった?
- ちなみに後日、彼は私の成績を確認したのか、今度は別系統の嫌味を言ってきた、はず。*4
金色の髪をしているだけで、人が怖がったり馴れ馴れしくなったりする、それがおかしくてたまらなかったのを覚えています。
あと、自分の後に金髪が学年に数人増えたような気が(爆)
- 確か、いわゆる「ギャル」の子だったかと。
- 金髪というだけで、何故かギャルっぽい人とも何となく仲良くなれたりして、それはそれで貴重な体験でした(笑)
高校3年になって、周りから徐々に金髪茶髪が減り始めても相変わらず金髪→そのまま大学入試を迎え、そのまま入学式まで行ってしまった辺り、自分も随分酔狂な真似をしたものだと思います(爆)
- まあつまり、見かけ如きでガタガタ騒がれるのが嫌だった訳で。
- 入試は全部筆記=面接もないのに何故金髪を辞めなきゃならないのか、とか思ったのもある。
「ギャル=オタク」説
オタクとギャルには共通点があると、志穂さんは言う。「ぶっちゃけギャルもオタク。好きなことしかやらないから。渋谷が好きだから渋谷に行く。クラブ好きだから毎日クラブに通う。ギャルメイクも好きだからやる」――そう言われると、そうかもしれない。周囲の白い目を気にせず、やりたいことをやる。一部の心無い人のイメージが増幅されて偏見を持たれ、犯罪が起きると目の敵にされる――そんな点も、似ている。
確かに、活動分野が違うだけで、行動様式は多分同じだと思いますよ。傍から理解されない辺りとか、いつの間にやら群れたりするあたりも(爆)
- となると、実は自分が知らないだけで、(オタクにも、いろいろ細かい種類があるみたいに)実はギャルにも流派みたいなのがあったり?
- そういうものが俯瞰できると面白い、と思う。理解のしやすさが違うというか。
高校にいたオタクに、攻略法教えてもらったりしました。向こうには嫌われちゃってたりするかもしれないけど、無理やり仲良くしてた(笑)
いやいや、案外こうやって無理やり仲良くされるのも、それはそれでよく分かんないけど面白かったりする訳で…。
会話かみ合わなかったり、テンポ合ってなかったり、仲良くされる側は時に冷汗ものだけど(笑)
- 大学入ってからこういう機会が減りましたね。あまり押しの強い人に会ってない。そもそも、女の子が滅茶苦茶少ないせいかもしれないけども(爆)
- うちの大学にもいたらそれはそれで面白いんだけども、何故か見かけない。単に自分が見つけてないだけ?
まあ、何と言いますか、最初にも書いた通り、
「その間に何ができるの? みたいな」
という意識が、非常に欠落しやすいです、
こうして当たり前のように大学に入って、大学院まで行っちゃってると。
大学の周りの人々もみんな同じ道を来た人ばかりだから、尚更です。
…
まあ何を言う訳でもないんですが、
当たり前に流されて当たり前に落ち着くのと、
当たり前からドロップアウトして、当たり前からどんどん遠ざかるのと、
どちらがいいのか、
例えば、入った大学が肌に合わなくて中退した知人などと話していると、強く思うわけです。
ただ、いずれの道であっても、
「その間に何が出来るのか」
を見失っていると、
何も得られないわけですが。
…
文系の連中より2年も長くだらだらしているのだ、と
いつも自分を戒めているつもりでしたが、
最近知らず知らずのうちに、たがが緩んでました。
- 好きな事を追い求めているんだ、もしくは、これこそ自分の進むべき道だなどと言いながら、怠け続けてはいないか、そればかりが気になる。