はてなダイアリーでは「へぴゅーNT/というわけで(ry」だった何か。
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η(イータ)

分業と欲求の果てに

女性と就職についての以下の日記を読んで、ちょっと考えた事をまとめてみる。
[id:sayamame:20050318]

  • 女性が働きやすい職場か否か質問する事は、間接的にではあるけども「その会社の女性に対する扱い」を知る事が出来るのでは。
    • 実例をどれくらい挙げるか、言葉を濁していないか、等。嘘は言ってこないという前提*1で考えるならば、「隠そうとするか/アピールしようとしているか」の方向性だけでも感じ取れれば(ry
  • 会社に入ったら働くしかない、という言葉の意味する所について。
    • もちろん働くのは「当然」。しかし、問題は「どれだけ働くか」。
    • 「同期の男性と比較して、単位期間あたり同等の結果を出す」程度に働く?*2
    • 「同じ成績を上げても、男性の方をより高く評価する」、そしてその逆である「女性だから、ちょっとくらい出来なくても仕方ない」という考え方を、評価を下す側の意識から駆逐できるか?
    • 男性も女性も結婚は出来るが、出産できるのは女性のみであるという生物学的事実をどう扱うか。


『…って言うじゃな〜い?
でもね、アンタ…小学校低学年まで、女性に職業選択の自由は無いと思い込んでましたから…残念!!』(本当(爆))*3


…まあ、結局巷で散々言われてる事ですが、「身体的区別」は必要で「それ以外の根拠のない偏見・区別」は要りませんよ、と。
別に、結果として採用者に女性が1人もいなくてもいいんですよ。分野によっては女性の比率が物凄く低いところもある訳ですし、ちゃんと採用試験やって、女性志望者が全部合格点に届かなかったっていうなら。*4
ですがね…最近どうも思うのは、「男女で合格基準が違う」んじゃないかって事な訳でして。大抵どちらかが甘くなる。さっきも少し書きましたが、採用の時は女性が甘め*5で、入社後の昇進やら何やらになるとどうも男性の方が優遇される*6、そんな気がしてならないわけですね。根拠全然無いんですが。

  • ちなみに、分野ごとの女性比率の違いはどこから来るのか、それに触れ始めると([id:ryasuda:20050118]にて取り上げられていた)Harvard Pres Says Females Naturally Bad at Math - Slashdotみたいな発言も出ちゃったりして色々と面倒な事になるわけですが…。
  • 別に(それこそryasudaさんが日記で書かれているように)女性が遺伝子レベルから理数分野に弱かったとしても全然不思議じゃないですが、その「一般的傾向」でもって個々の女性を計り始めるとおかしな事に…(ry*7

*1:これがどれくらい妥当なのか難しい所ではあるが

*2:男女の区別をつけないということは、当然結果も同等のものを要求されている、と考えて問題は無いと(ry

*3:みんなOLになって、結婚退職して、例外なく専業主婦になるのだと勝手に思い込んでました…いや、そもそも「職業選択」という概念も無く、男女関係無く世の中全て世襲制だと信じていたような…(爆)お蔭で子供の頃「何になりたい」というのは一切無く(ry

*4:こちらは「女性の中で優れている」ではなくて、「男女合わせた集団の中で優れている」人を採って欲しいわけで。

*5:これもまた分野によりけり。多分、女性の少ない分野・職種で、女性を入れたほうがイメージが良くなる場合に起こり得るかと。さっきの逆で、「女性の中で優れている」人を採ってしまう、と。

*6:女性には結婚だ出産だで辞められたり休まれたりするかもしれない可能性を考えれば、理解可能な範囲の現象ではありますが。

*7:いつだって偏見はそうやって生まれるものさ(適当)