はてなダイアリーでは「へぴゅーNT/というわけで(ry」だった何か。
まとまった文章が中心。日々の短文はmb(ryにあります。

youth

仕分けと若手の会について:なんとなく気になってるので書き出す

いま、文科省まわりの事業仕分けの結果を受けて(学会や大学といったシニアな団体だけでなく)学生やポスドク中心の団体である「若手の会」でもあれこれ動きがあるのですが、それについて漠然と思ったことを記しておこうと思います。

  • 数年経って見返してあの時こういうこと考えてたのかと振り返る用。あとは、団体の中での発言とは別に、個人の考えを記録しておきたいのもある。
  • 現在進行形の物事について何か物を言うのはリスクも伴うと分かっているのですが、全部終わってからだと物凄い勢いで「喉元過ぎれば熱さを忘れる」のでやっぱり今書くしかないなあ、と。忘れる自分が悪い!と言われたらそれまでなんですけどまあそれは人間しょうがないって言うかいやそのええとどうにも言い訳がましくなりますが仕方ない!仕方ないッ!気にしてたら何も書けないッ!(迷いを振り切る過程をいちいち文字化)

そんなわけで思っている事を簡潔に箇条書き:

  • さっそく会として提言を出した所があるようです→http://hakase.g.hatena.ne.jp/katsumushi/20091119。「比較生理生化学会若手の会」さん。小さい会はこういうとき小回りが利いて素晴らしい。
    • 大きくすればいいってもんでもないなあ、としみじみ思う瞬間。大きいところだと意見書の草案は作ってもあとは各自で送ってください、としか言えない。
    • 厳密に運用しようとすると、会として声明出すための手続きというか、一体どれくらいの人が賛同したらいいわけ?とか会則を一生懸命探さないといけないとか、そもそも決まってなかったりとかしてややこしいことに。
  • 政治色がどうのこうの。今回の仕分けについて「市民へのアピールが足りなかったからだ!」という点では意見が一致しても、じゃあどうしようとなると対応が分かれるなあ、とか。
    • もう一歩進んで、行動を起こすべきだ!までは来るけどじゃあ行動ってなによ?となったときに反応がわかれる。
    • いま、仕分け会議を聞きにいく若手の集まりが生化学若い研究者の会(生化若手)を中心にセットアップされつつあるらしいんですが、これはかなり政治色の強い行動じゃないかなと。確かにアピール力は抜群だし即効性もかなりのものだとは思いますが。
    • ただ、やっぱり全員にこのレベルを求めるのは酷だよな、とも。いま若手周りがちょっともやもやしている最大の理由はこの「政治色をどれくらいまで許容するか」な気がしているのですよね。もっと学術的な、たとえばサイエンスカフェとか出前授業とか一般向けの本を出すとか、即効性は低いけどじわじわ攻める方向性もあるし(ただ、自分にとってはこれらの活動すらそれなりに政治的だと感じるのですが)。
  • 若手のネットワークがどうのこうの。もともとは2009-11-20にて提案されているものなのですが、今日一日ぼんやり考えて「なんか『各若手の会=政党』、『若手ネットワーク=国会』みたいだな」と。上の「政治色」の政治という単語&どの若手の会が発起人になるか、とかから連想したんだと思うんですが。
    • その連想を踏まえて、すっごくすっごく個人的には、ネットワークを設立する人(国会を仕切る人)はどの若手、どの団体からも中立であってほしいのですよね。*1いまは生化若手が足がかりになってるっぽいですが。少なくともそれが火種にならないとは言えないので。

まあ、自分は一応、「生化若手と生物物理若手の両方に属してるっぽいようなそうでもないようなそもそも属してるってどういう定義だっけ?そういえばタイミング合わなくてスルーしてたけど、研究分野からすれば生物情報若手にも入れるよね?」みたいなポジションなので、会やら分野やらのバランスとか垣根がどうとか、そんなことばかり気になってしまうのかもしれません。

  • 複数の会があつまって何かしらアクション起こす時は、政治色の薄い会や人数の少ない会が不利益を被らないようにうまいことできたらいいんですが。


追記:
いちおう生物物理若手ではhttp://www.mext.go.jp/a_menu/kaikei/sassin/1286925.htm用にメールテンプレを作成してMLに流しています。叩き台を作ったお二人に感謝&自分は口出してるばっかりですみません。

  • そんなわけで19日〜20日にかけて、若手の会謹製テンプレ使って若手&別件でメールを送ってみました。お役所の偉い人に実名でメール送るのとか初めてなので緊張しましたが、どうも今回の意見募集は内容を吟味するというより「この事業にはこんなに反響が!」に近い&実際に数千のオーダーで意見が集まっているようなので、大量に送られているメールにまぎれてしまえ!いやむしろ数にだけ勘定していただいて内容とか個人情報はまぎれてください!と思いつつ送信。
  • いややっぱりこういう事するのに抵抗まったくないとは言えませんよ。普段めったにやらないし。でもでもねえ、送らないとねえ、あの時何もしなかったって後から悔やむのもいやだしねえ。やっぱり自分にできる事はやっておきたい気がするのですよ、たとえどんな結果になったとしても。


というわけで(ry

*1:そうでなければいくつかの団体から設立者を出させるか。